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相談所物語

中古住宅の抵当権が抜けない為に、売れない・・・話【No.157】

2015.10.02

夏夫(仮称)は、中古住宅の購入を考えていた。
単価も安いし、多少の不満は仕方がないだろうと
思った。
幸いなことに、勤め先の近くに売りたい中古物件があり、
早速その看板先に電話してみた。

2階に3部屋あり、間取も良く、買うつもりで返事した。
売主が言うには「抵当権が付いているので、それが抜けたら
良いですよ」だった。

手付金100万円を支払い、売買契約を結んだ。

彼は手続を終え、売主側の抵当権抹消と所有権移転を
するだけになった。

約束の期間が過ぎても返答が返答が無い為、問い合わせると
「もう少し待ってくれ、手続の最中だから」との返事だった。

10日経っても返事が無いので、再度問い合わせると
「売り渡せないかもしれない」と言われた。

金融機関の返事では、今の価格では売買を認められない、
とのことだった。
後200万円高く売ってもらいたいと、持主即ち売主への判断を
求めてきたらしい。
何故、中古住宅の持主が自宅を売るのに金融機関の同意が
必要なのかと思った。

金融機関としては、貸した金額との差が担保割れしてしまうと云う。
「担保割れ」とは貸した金額を回収できないことを言います。
「倒産したらどうするのですか」の質問には「ならないように努力
しますが、そうなる場合もあります」との返答だった。

賃貸借に限らず、契約の条件は契約した時のまま、お互いを
拘束するのです。

(参照)民事執行法61・仮登録担保・・法律1条

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