下層メインイメージ

相談所物語

仲良し兄弟が、こんなに争う事になろうとは・・・の話【No.166】

2016.05.24

 守男(仮称)は、兼業農家として生れた。
3歳違いの弟とは、幼少の頃から仲良し兄弟として
近所でもうらやまれた。

 大きな病気や怪我もなく男2人兄弟は元気に育ち、
やがて結婚しそれぞれが家庭を持った。今や子育てに
奮闘中である。

 自分達が子供だった頃たくましかった父親も6年前に、
そして今年の初めに母親も病気の為他界した。

 今迄考えもしなかった相続の問題が現実となった。

 長男の守男が兼業農家を継いだ為、次男は今迄財産分割は
全く考えてなかった。
 しかし、仲の良い兄弟もそれぞれが一家の主となり、
子供達の教育費対策も自分達の老後の事も考えなければ
ならなかった。今の生活は決して楽ではない次男は長男に
相続の件で話し掛けた。
 守男は、財産分割の事は考えてなかった様子だった。
 長男として今迄冠婚葬祭一式すべて賄ってきた。
今後も当然家や田畑を守っていくものと思っていた。
 勿論、次男も大きな金額を求めている訳ではないであろうが、
相続となると、それぞれの家庭間の感情が噴出する為、しこりを
残さない為には、早目の相続対策が必要となります。

 遺産分割には現物分割代償分割換価分割がありますが、
場合によっては、自宅を売却しなければならなくなる事もあります。

 兄弟が将来とも仲良くいる為には、財産無しで「それぞれに頑張ろう」
が良いのかも・・・。

(参照)民法258・896

pagetop