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相談所物語

隣人が自分の建築予定地のぎりぎりに、家を建て始まったが、違反ではないのか?【NO.181】

2017.10.20

利行(仮称)は、三年前にマイホームの計画で土地を求めた。

その間、いろいろなプランを考え、

住宅展示場を見たり、建築中の家を見て廻った。

資金も夫婦で一生懸命貯めた。

ある日、自分達が買った土地を見て驚いた。

隣りに建築中の家が自分達の土地ぎりぎりに杭打ちされていた。

利行は、家を建てる時は1メートルぐらいは

境界から離さなければならないはず・・・と思って、プランを書いていたのだ。

建てる予定の建築会社に聞いてみると、

「いろいろな条件によって異なります」

と言われた。

「土地を買うときに重要事項説明書に、書かれているのでは?」

とも言われた。

しかし、売主と相対で買い、重要事項の説明はなかった。

何の為に土地を買うのか特に話題にしなかった。

「急いで建築を中止して貰わないと、何の請求もできなくなります。」

と言われた。

民法は善悪を判断する為にあるのではないのです。

又、条文によって都合のよいように解釈される事は、

日常茶飯事に行われています。

今回の事例も、防火地域及び準防火地域では、

外壁が耐火構造であれば

境界線に接していても建てても良いのです。

行政庁は、民法の条文に違反する建物について

監督権を発動することはありません。

建築着手してから一年を経過すると

請求できなくなり損害賠償のみが可能になります。

よく耳にする「時効」と同じく、

時間の経過ということになります。

早いうちに隣接者と話し合いすべきでしょう。

(参照) 民234、建基65、都計9

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