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相談所物語

借家人の突然の破産により家賃回収の対策に困った・・・話【NO.184】

2018.01.20

春一(仮称)は、四戸建のアパートを中古で購入した。

今の時代、これはと思われる利殖は思い付かず、

市街地のアパートなら財産になるだろうと思い買った。

そして数年経ったある日、

現在二ヶ月遅れの家賃滞納があるA男が破産したと、

破産管財人から書類が届いた。

自営業として頑張っていたA男が突然破産してしまうとは考えもしなかった。

 

春一はどう対策をとれば良いか考えた。

貸しているアパートの家賃はどうすれば良いのか?

収入の無くなった借家人から家賃は貰えるのか?等。

A男とは直接賃貸契約をし、直接手渡しで家賃をもらっていた為、対策が思い浮かばなかった。

 

役所にも相談に行ったが具体的に対策はなかった。

 

賃借人と、賃貸人の関係は、余程の場合を除き、

賃貸人は「持ってる者」、賃借人は「持たざる者」とし、

借家人弱者救済との立場に立たされます。

賃貸借契約の信頼関係が損なわれたとの理由で、

契約の破棄や財産の保全措置等は勝手には出来ません。

 

事業によるものか、私生活によるものか、

破綻の原因はわかりませんが、生活の基本は守らなければならないのです。

 

借家人との連絡も密にとっておくことは大事であると言えます。

(参照)民法541・借地借家法30・破産法53

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