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相談所物語

今年も満開に咲いた実家の桜の木に毛虫が発生し、枝が隣家にも越境し隣りから、苦情を言われて困っている・・・話

2018.05.28

 実家で1人暮らしの父が亡くなって6年が経過し、
実家を継いだ清隆は、その間、東京で職についていた為、
数回しか実家には戻らず、ほとんど家の管理をしてこなかった。
桜の木もいつの間にか大きくなっていた。
 業者に相談すると、伐採処分に十数万円かかるという。今は
処分するにもお金がかかるそうだ。

 さて、隣地の枝は勝手に切ってはならないという法律があります。
「切っても良いですよ」という同意が必要です。又、木は生き物でも
あるので本体への影響も考えなければなりません。「枝を切った為に
木が枯れた」と苦情を言われないように対策をとらなければ
ならないのです。
 その為には、木の所有者に伐採して貰うことです。「私の庭に
入っても良いので、伐採して下さい。」と。

 では、木の根が自分の土地に出ている場合はどうすれば良いのでしょうか?
 この場合は、自分の意思で伐採できます。
 いずれにしても大木になる前に対処する事が大切です。
 基本的には、隣りから伸びている枝葉は隣人の持物であり、木の根は
自分の土地にあるという事です。
 土地に定着するものは不動産とし、それ以外のものは動産となる。というのが
動産と不動産の考え方なのです。

(参照)民法86・89・233

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