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相談所物語

今年も満開に咲いた実家の桜の木に毛虫が発生し、枝が隣家にも越境し隣りから、苦情を言われて困っている・・・話

2018.05.28

 実家で1人暮らしの父が亡くなって6年が経過し、実家を継いだ清隆は、その間、東京で職についていた為、数回しか実家には戻らず、ほとんど家の管理をしてこなかった。桜の木もいつの間にか大きくなっていた。 業者に相談すると、伐採処分に十数万円かかるという。今は処分するにもお金がかかるそうだ。 さて、隣地の枝は勝手に切ってはならないという法律があります。「切っても良いですよ」という同意が必要です。又、木は生き物でもあるので本体への影響も考えなければなりません。「枝を切った為に木が枯れた」と苦情を言われないように対策をとらなければならないのです。 その為には、木の所有者に伐採して貰うことです。「私の庭に入...

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自分の土地だから、かってに通ってはいけないと、柵を立てられた・・・話【No.187】

2018.04.22

 茂男は二年前に相続が発生した。父親が子供達の為と言って、三筆の土地を残してくれていた。 手続も終わり、自分の土地を見に行って驚いた。なんと、その土地が柵で通れなくなっていたのだ。 隣りの人に聞くと、「七年位前から放置されたままで、枯草など危ないので部分的に私が草を刈っていた」とのこと。 その土地について登記された公図を調べてみると、道路に面する土地が他人の名義になっていたのだ。  不動産屋さんに聞くと、この様な場所は「囲繞」と言われ、囲んでいる側の土地を「囲繞地」、囲まれた土地は「袋地」となるとのこと。 茂男は売却を考えていたが、この問題を解決しないとどうにもならない土地であった。...

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「買います」と返事をしたにも拘らず、売主は、第三者に売ってしまった・・・話【No.186】

2018.03.19

 守男(仮称)は、中古住宅を探していた。仕事柄転勤が多く、外国勤務もあったりする。 子供や妻のことを考えて、更に将来の資産の事を考えて悩んでいた。 そんな時、通学にも便利で、手頃な中古住宅があり、一大決心をし、買う事に決めた。建物の内部も見せて貰い契約の意思を固めた。 契約書を交わし、融資申込をすると、融資の実行は出来ないという連絡があった。 訊くと、物件が「仮差押え」を受けていると云う事だった。 大慌てで本人に確かめてみると、「一時的にお金を借りただけで。差押えはすぐ抜けるので大丈夫ですよ」と言われたが、知人に訊くと「銀行は一番抵当でなければ融資はしないのではないか」とも言われ不安になった。...

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中古住宅を買って所有権移転をしてから庭木は別だ・・・と言われた話【No.185】

2018.02.24

孝二(仮称)は、庭付戸建の中古住宅を購入した。庭には、趣のある庭石があり、その石を囲むように、コケが生えていた。これで池があり、鯉でもいたら、日本庭園そのものだった。孝二は、今後の庭づくりの構想をめぐらしていた。 間もなく、庭師が入って来て、「庭木は自分達が買ったのでこれから搬出します。」と言われた。売主にこの事情を聞くと、「中古住宅は売ったが、庭木は別ですよ」と言われた。 知人を入れ、お互いの立場を考慮し合いながら話し合いで解決をしたのだったが、法解釈により「主物と従物」の考え方があり、庭石・樹木・塀・石灯籠等は動産と判断されたりします。価値は出費した個人の問題であり、そ...

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借家人の突然の破産により家賃回収の対策に困った・・・話【NO.184】

2018.01.20

春一(仮称)は、四戸建のアパートを中古で購入した。今の時代、これはと思われる利殖は思い付かず、市街地のアパートなら財産になるだろうと思い買った。そして数年経ったある日、現在二ヶ月遅れの家賃滞納があるA男が破産したと、破産管財人から書類が届いた。自営業として頑張っていたA男が突然破産してしまうとは考えもしなかった。 春一はどう対策をとれば良いか考えた。貸しているアパートの家賃はどうすれば良いのか?収入の無くなった借家人から家賃は貰えるのか?等。A男とは直接賃貸契約をし、直接手渡しで家賃をもらっていた為、対策が思い浮かばなかった。 役所にも相談に行ったが具体的に対策はなかった。...

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売買が終り、いざ登記になって、隣接者から苦情が持ち込まれた…話【NO.183】

2017.12.18

幸男(仮称)は、子供三人を育て上げ、やっと夫婦二人の生活が始まろうとしていた。気付いてみれば教育資金にすべてをつぎ込みマイホームは手つかずのままだった。今から自分達の借入能力を考えると限界があった。知人との世間話で何気にこんな身上話をしたところ、思いかけず、築三十年の中古住宅がある事を教えてくれた。真面目に働いて来た事がこんな幸運を呼んでくれるのかな・・・と夫婦で喜んだ。所有権の登記も終わり、ご近所の挨拶廻りをした時に隣の人から「前の所有者と土地の件で折り合いがついていないよ」と言われた。裁判になっていないが、地境の件でトラブルが発生していたようだった。知人に訊くと「自分も知らなかった」と言う...

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自社名義の土地を意のままに売買し後に贈与と見なされた…話【NO.182】

2017.11.18

春男(仮称)は、金属加工の下請けを十年続けていた。しかし、価格は上げられず、下がる一方だった。その上、包装代は段ボールが値上がりして、原価が更に厳しくなった。メーカーに問い合わせるとアマゾンを初めとするネット販売が理由だという。個々の包装でユーザーに届けられるシステムになっているからだ。彼の会社もその影響を受けていたのだった。やむを得ず、七年前に買っていた土地を売ることに決めた。時代が悪いのか、値段は下がり、 買った当時の値段でも買い手は付かなかった。不動産は、こんな値段にまで落ちていたのか驚いた。以前は「無店舗販売」と言われたが、今やインターネット販売です。お店のいらない売買をアマゾンがリー...

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