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相談所物語

新築間近の家に入居出来なくなった・・・話【No.174】

2017.02.28

 春夫(仮称)は、地鎮祭の時の緊張を思い出していた。これから始まる家族の船出を神様にお祈りした。 ある日、知人から「新聞を見たか?」と言われページを開くと、なんと、彼の発注した会社が「倒産」と載っていた。 先日、大工さん、監督さん等と打合せをしたばかりだった。 皆、社長に騙されたのだった。「天国から地獄となった」 ネットで、弁護士を調べ、対策を練った。そして裁判所へ仮処分の手続きを申し立てた。 振り返ってみれば随分と値引サービスをしてくれた。仕入には原価もあり、限界もあるはず、もっと慎重になるべきだった。 ともかく、マイホームを建てるという目的を達成する為にどうすれば良いか、考えを変える事にし...

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10ヶ月以上家賃を支払わない為、保証人に請求した所、拒否された・・・話【No.173】

2017.02.28

 秋夫(仮称)は、アパートを3棟所有していた。 ある部屋の入居者が、家賃を滞納してから4ヶ月たった。 催促しては「払う」と言いながら遅れ遅れ2ヶ月分の家賃が入ったのが最後に滞納額が増えている。「保証人さんに請求します」と言うと、「ボーナスが入るのでそれ迄保証人には言わないで」と懇願され我慢して来たが、その後しばらく待っても入金されなかった為、保証人に請求書を送ったところ、逆に激怒されてしまった。「このような時には、保証人にすぐ通報すべきです。10ヶ月経ってからでは支払出来ない。保証人にはならない、破棄します。」との事だった。 法定更新が保証人に永遠の保証を求めているのではなく一定の期間を保証す...

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1年前に退社した社員が、お客様の秘密を公表して、トラブルになった・・・話【No.172】

2016.12.18

 正夫(仮称)は、不動産業を始めて30年経つが「こんなことは初めてだ」と話し出した。 話を聞くとある人が借金返済の為、敷地の一部を売買する事になり、その仲介を正夫が任された。 ところがしばらくして、依頼者から商談を中止された。 その理由は、売買を依頼された正夫の会社の元従業員の話が原因だった。 商談相手の個人情報をもらした事で信頼出来ない会社として、取引は任せられないと立腹されたのだ。 そのような社員は退社して居ないと言っても社会的役割を教育出来ないような会社とは取引出来ないと言い渡された。 事実であっても、不動産業者としては個人情報の秘密は守らなければなりません。 業者は、45条及び47条が...

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『無断で転貸』されて、解約を申し込んでも応じてくれなかった・・・話【No. 171】

2016.12.18

 忠夫(仮称)は、親から相続した戸建貸家を賃貸していたが、4年前に、本人の知らない間に転貸されていた。 転貸されていたことを知った彼は、元の借主に解約を申し入れた。 貸借関係はお互いの信頼関係の上に成り立つものです。 この関係に嘘・偽りがあっては成り立ちません。契約後においても約束を守らなければならないのです。 今回、旧借主と現借主は2人で家主である忠夫を騙していたことが発覚したのです。 お互いに信頼は守らなければなりません。 どこの誰とも判らない人に建物を貸す訳にはいかないのです。 この様な場合の為に、無催告解除特約はあります。 無断転貸譲渡・無断増改築・無断支払停止等々それぞれの主張があり...

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合鍵のうち1個回収を忘れた為、悪用された・・・話【No. 170】

2016.10.16

 正夫(仮称)は、貸家を6棟持っていた。 すべて自分で管理していた。 親から相続した古い家もあった。 昨年、2つある空部屋もたて続けに入居者が決まり、無事に引渡しも終了した。 半年程経った頃、借家人が警官と一緒に来て泥棒に遭ったとのことだった。 不審な人は見かけませんか?と訊いて歩いていた。 盗まれたのは、ダイヤ20万円位、ネックレス少々、そしてお金が5万円少々と云う。 衣類関係には被害は無かった。お金とダイヤだけが盗まれていた。 犯人は判らないままだったが、1年程経て別の現場で事情が判った。 他のアパートで合鍵を使って盗んだ犯人の話からだった。 合鍵は、必ず回収しなければなりません。 1個で...

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隣接者の主張に押され、自分の土地が少なくなってしまった・・・話【No.169】

2016.09.18

 公夫(仮称)は、父から相続した土地を売却することにした。 しかし、境界がはっきりしないので、現地を調べていた所、隣接の人から苦情を受けた。「他人の土地に勝手に入り込んで何事だ}と強く抗議された。 相続以来10年近く放置していたため、測量士に相談したところ、新しく測り直した方が良いとのことだった。 調べると、公図も、測量図も明細なものは無かった。 公図とは「地図に準ずる図面」と言われ、明治18年ごろのものが基本になっており、順次書き直されてきてはいます。 又、土地の境界は不動産登記上の一筆の土地の筆界を示します。 一筆一筆を線引しますが、当事者の同意の上でのことで、勝手に線引は出来ません。 当...

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借家人が変わったことを、大家さんに相談もなく、借り続けた人が、立ち退きを求められた・・・話【No.168】

2016.07.22

 次郎(仮称)は、半年前勤務先より転勤を言い渡され、今迄住んでいた借家を義弟に転貸した。 義弟も新たに、敷金・礼金も払わなくて済むと勝手に考えた。 幸い(?)な事に、姓は同じであり、生活に全く不都合はなかった。 そして1年が経った。 国勢調査があり、大家さんから契約している人と違う人が入居している、と言われた。 日本は、法治国家であり、口答であれ、書面であれ、約束がかわされています。 アパートの賃貸であれば借主・貸主そして仲介業者の三者が居て、スムーズに成り立っています。 今回の件は、借主でない人が住んでいて、タバコ等で火事になった場合、責任は誰が負うのか、法的責任・行政責任そして1番問題は人...

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