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相談所物語

「田畑」を売ったが、台風で買い主とトラブルになった・・・話【No.160】

2015.10.23

 秋二(仮称)は、田を手放すことに決め、売買契約を結んだ。しかし、叔父さんに田を貸しており、その了解を得なければならなかった。 父が死亡した時、サラリーマンとして、都会で働いていた彼は、専業農家をしていた叔父にその土地を耕して貰うこととした。                               そして、10年が経っていた。  故郷へ帰る計画も無く、今後の事を考え始めていたその頃、丁度近くの人がその土地を欲しいと言って来た。 しかしよく調べてみると、登記面積よりも地積が狭く、地形も変形していたので、新たに測量して貰った。 やっと契約の義務を果たすことが出来ると思った。 一般的に...

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受渡証明書を書けば、必ず売らなければならないのか、と悩んだ・・・話【No.159】

2015.10.02

宏一(仮称)は、父が自分の為に残してくれた土地を売る気で「売地」の看板を立て、インターネットにも載せた。インターネットで問い合わせはあったが、値段等で折り合いは付かなかった。3ヶ月経った頃、自分の考える値段で買いたい人が現われた。そして、要求された売渡証明書を書いた。しかし宏一は、生前父が買って置いてくれた土地を、簡単に売って良いのだろうか、と悩んだ末に、売るのをやめた。ヒョッとすると、「父は孫の為に、買ってくれたのでは」と考えたからだ。やはり、売渡証明を出した以上、そのままで買うという人が現われたのだから、売らなければならないのかが、問題になりました。こんにち売渡証明書と買付証明書は、単に「...

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不動産の価格には3通りあるのを知った・・・話【No.158】

2015.10.02

春夫(仮称)は、100坪の土地に、45坪の建物に住んでいた。子供2人と夫婦の4人家族で暮らしていたが、子供達は大学を卒業し新しい人生を始めていた。結婚もし、子供達も出来、彼等の生き方で人生を新しく始めている。親として、子供達の人生を見守るより他はない。そして、2人だけで暮らせる小さな家を探した。不動産業者へその旨伝えた。「むか~し」新婚の2人が部屋を探した頃を思い出し、時代の流れを感じた。探せばなんとかなるもので、3DKの家が見付かった。40年も暮らした自宅を売る段になって、こんなに値段はバラバラなのかを知った。取引事例比較法、収益還元法、原価法による判断です。平成10年の民事執行規則改定によ...

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中古住宅の抵当権が抜けない為に、売れない・・・話【No.157】

2015.10.02

夏夫(仮称)は、中古住宅の購入を考えていた。単価も安いし、多少の不満は仕方がないだろうと思った。幸いなことに、勤め先の近くに売りたい中古物件があり、早速その看板先に電話してみた。2階に3部屋あり、間取も良く、買うつもりで返事した。売主が言うには「抵当権が付いているので、それが抜けたら良いですよ」だった。手付金100万円を支払い、売買契約を結んだ。彼は手続を終え、売主側の抵当権抹消と所有権移転をするだけになった。約束の期間が過ぎても返答が返答が無い為、問い合わせると「もう少し待ってくれ、手続の最中だから」との返事だった。10日経っても返事が無いので、再度問い合わせると「売り渡せないかもしれない」...

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法律の解釈によって差が出てしまう話【No.156】

2015.10.02

利夫(仮称)は、今、資金繰りに悩んでいた。次男の事業の失敗を、手伝ってあげる方法は、大事な田畑を売るしかないと悩んだ。親には迷惑をかけたくないと早朝から夜中まで頑張っている息子だが、思わぬ苦境に立たされているようだった。「今回だけ何とかならないか」と、息子より相談を受けた。何とか方法を考えてみても財源は田畑を売るより他なかった。しかし、代々継いで来た田畑を売るとなると「人の口」が恐かった。「もんもん」と悩み続けた。自分の息子の事を、誰にも相談することもなかった。状況は悪くなり、知り合いの不動産業者を訪ねた。ひたすら、農業に専念して来た彼は、相談して「ホッ!!」とした。300坪程度を売ればなんと...

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2週間の海外旅行の間に資産が売却されようとした・・・話【No.155】

2015.10.02

静夫(仮称)は、事業に積極的な、いわゆるヤリ手の青年実業家だった。美しい妻を得て家庭生活も事業も順調に発展して行った。10年もすると、社員30人を超えるまでになった。しかし、事業にも浮き沈みがあり、彼は今まさに荒波を受けていた。好景気の時には社員の数は会社を潤すが、不況の時は反対の影響を及ぼした。資産家の娘として妻は結婚する時、可成りの財産を持っていた。あろうことか、妻が旅行の間に、妻の財産を担保に借入をしたのだった。さて、かつてはあったような、妻の有する特有財産について、夫が管理権を持つという制度はなくなり、妻の財産はその代理権が無い限り、処分はできないのです。日常では妻の物は妻、夫の物は夫...

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夫が離婚して出て行った部屋を「契約の当事者でない」との理由で退去を求められた・・・話【No.154】

2015.10.02

冬子(仮称)は、5年前に結婚し、女の子を授かった。しかし、性格の不一致から離婚することとなり、「バツ一」の生活になった。身辺の整理がつき、一段落しているところへ、アパートの管理人から退去を求められた。「ご主人との賃貸借契約が切れたので、退去して欲しい」とのことだった。アパートの賃貸借契約は前夫とのもので、妻や子供は「同居人」として記載されてはいても、賃貸人から契約の判断対象者ではない為、契約が切れると同時に退去を求められた。主人との契約が「主」であるなら、妻子は「従」との関係になるのです。離婚時に部屋のことなど、まったく考えなかった。借家人の主人が亡くなれば、配偶者が住み続けるのが普通ですが、...

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